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笹幸恵
2014.2.17 14:33

専業主婦って特権階級

大学生のとき、同級生が

こんなことを言っていた。

「卒業したらすぐに結婚して

専業主婦になりたーい」

私は目の玉が飛び出るほど

驚愕した。

専業主婦!?

 

今から20年前。

まだ男女雇用機会均等法が

施行されて10年足らず。

バリバリ働くキャリアウーマンが

注目を浴びていた。

私はそんなパイオニアに

追いつけ追い越せとばかり

働いて一人前になることを

夢見ていた。

 

男の食い扶持で生活するなんて

まっぴらゴメンだぜ!

 

そこには、女というだけで

門戸を閉ざしている社会への

反発もあった。

女だって、男性と同じように働き、

能力が認められて然るべきだと

頑なに信じていたのである。

 

しかし、働き続けて早アラフォー。

ようやく子供がほしいという

母性に目覚めても、年齢的には

かなり、というか相当に厳しい。

私の周りには、子宝に恵まれず、

「もっと若いうちに気づいていれば」と

悔やんでいる女性もいるし、

もはや悔やんでいる時間もないと

不妊治療を始めている女性もいる。

 

専業主婦になるよりほかに

生きる道がなかったのなら、

こんな後悔や苦労もなかったことだろう。

その意味で、「男は外、女は内」という

性別役割分担は一理あると私は思う。

 

だけどいくら合理的だからと言って、

無理やり現代にそれをあてはめたところで、

果たして本当に機能するだろうか?

少子化は止まるだろうか?

 

そんな単純な話じゃない。

第一、人間はそんな合理的にはできていない。

駒を動かすようにはいかない。

「女だから」という理由だけで

専業主婦になることを求められたら、

少なくとも私はものすごく抵抗を感じる。

それに共働きでなければ

やっていけない世の中で、

専業主婦はもはや「特権階級」と

言ってもいいくらいだ。

なりたくてもなれない。

 

百歩譲って、そんな特権階級の女性が増えたとする。

だけど、少子化で国家存亡の危機だから

子供を産もうと思う女性が

果たして世の中にどれほどいるのだろうか。

女って、国家のために子供を産むの?

違うでしょ。

 

少子化って、女が専業主婦になれば

済む話では全然ないのだ。

 

 

俺には関係ないね、と思っている男性諸君、

そう、そこのアナタ!

テーマは「専業主婦・是か非か」だけにとどまりません。

やわらかいテーマであるだけに、

家庭の話から少子高齢化、果ては日本国家の行方まで、

縦横無尽に話が展開していくことでしょう。

予定調和ナシの白熱ナマ議論、
男性にこそ参加していただきたいものです。
女のホンネが聞けますよ。

応募締切まであと2日絵文字:重要

奮ってご応募ください。


テーマ
『専業主婦が女のあるべき姿なのか?』


平成26年3月2日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。


入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。



 道場参加申し込みフォーム



なお今後は不定期開催となるため、
往復ハガキでの応募は中止させて頂きます絵文字:重要絵文字:記念日

応募〆切 は 平成26年2/19(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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